A:もともとの中元は、お盆の時期に祖先の魂に捧げるために持ち寄ったものが起源。歳暮は、新しい年を迎えるにあたって必要なものを、親元へ届ける儀式に由来するものです。今では半年に一度、お世話になっている方々に、感謝の気持ちを伝える季節の贈り物、それがお中元とお歳暮です。
A:金額も昔は「月収の2~3%が相場」とされていました。今では月収に関係なく、3千円から5千円が相場のようです。そして、お中元・お歳暮コーナーでは目移りするほど贈答品が並び迷ってしまいますね。実はもらう人が本当に欲しいのは、商品券だというデータが出ています。品物を選ぶときには相手の趣味や家族構成など相手の立場に立って選びましょう。職場の上司なら、会社によっては禁止していることもあるので、夫婦などでよく相談しておきたいですね。
A:結婚式のときだけの、いわゆる頼まれ仲人。その後、おつきあいがないのに贈り続けるのは、負担も重く、何か儀礼的で気持ちもあまり進みません。仲人3年といいますが、本当は一生、おつきあいするべきなのです。でも頼まれ仲人なら3年でいいと思います。仲人以外でも同じです。しかし、特別お世話になった方なら、できるだけした方がいいですね。ただ、贈り物は心ですから、心がないなら形だけ贈られても、相手の方も負担に感じてしまいますよ。
A:断る、というのはかなり親しい間柄でも難しいものがあります。先方の好意を汲みつつ、どう断るか。これは、お礼状に、「いつまでもご心配をかけるのは、こちらも申し訳ない気持ちになりますので、どうかお忘れ下さい」と書くといいですね。「ご放念ください」でもいいです。例えば送られてくるものが苦手な場合どのように伝えたら良いか。もしそれがお店から送られてくるものでしたら、「食べ切れませんので少しにして下さい」とか「3分の1ぐらいにして下さい」など言えると思います。