A:出産祝いのお返しは「内祝」として、頂いた額の半分から3分の1を目安にするといいです。紅白蝶結びの水引きの熨斗(のし)紙に、下には子供の名前を書いて贈りましょう。本来、内祝いは喜びのおすそ分けという意味があります。最近は、お祝いのお返しを内祝いとするのが一般的になっているようです。品物は、タオルセット、せっけん、紅茶の詰め合わせなど、日常使うものが多いですが、贈る相手の家族構成を考えて選ぶといいですね。お返しを贈る時期は、生後1ヶ月ごろのお宮参りの前後が望ましいです。
A:どの病院も表向きは、個人的なお礼はなしというのが一般的なルールです。しかし現実には、何らかの形でお礼は存在しています。主治医や執刀医には、気持ちとしてお礼を包む人が多いようですが、受け取らないのが原則です。どうしてもお礼をしたい場合は、看護師さんたちが分けて食べられるお菓子などを、みんなに行き渡るような数を用意するといいと思います。病院によっては、絶対に受け取らないというところもあるので、看護師さんに相談したり周囲の患者さんなどに様子を聞くというのがいいでしょうね。
A:人と人とのつきあいは面倒といえば面倒です。お祝いを頂いたからには、お返しのことを考えなければいけません。いっそ、お祝いをもらわずに済ませられたら、どれだけ楽だろうと、内心そう思っている人もいるはずです。しかし、考えてみて下さい。せっかく人がおめでとうという気持ちを表してくれているのに、それを先にこちらから断るなんて尊大ですよ。ありがたく受け取って、ちゃんとお礼をする。円満な人付き合いの基本です。
A:発表会では、たいてい会場費のほか舞台上のお花代なども含む会費が決められていることが多いですが、会費が明確に決まっているのなら、別途お礼は必要ないと考えてもいいと思います。ただし、習いごとの内容やその教室の習慣というものがありますから、一概には言えません。特に日本の伝統的な世界の習い事には、不文律の常識がつきものなので、一人で決めて行動せずに先輩のお子さんなどに様子を尋ねたりして行動しましょう。