A:通夜や葬儀のお手伝いをいただいた方々には、心を込めてお礼する必要があります。喪主との関係にもよりますが、親しい友人に葬儀委員長などの大役をやっていただいた時には、後日、落ち着いた段階で「会食」の席をもつのも一つの方法です。葬儀委員長、争議委員や会計係など手伝ってくれた方が目上の場合は、後日、例えばお礼の品としてビール券、商品券、お食事券などを。または、金子を持参して、お礼を申し述べるようにしたいですね。
A:香典返しは忌明け法要の日以降にするのが一般的となっています。四十九日の忌明け法要を営むまでは、「忌中」または「喪中」の期間です。喪に服している間は、礼状や香典返しも慎み、弔問の答礼は忌明け後とするという礼法に基づいています。「忌が明けました、いろいろ大変お世話になりました」のご挨拶が香典返しなのです。
A:人を招いて供養をし、お帰りに手土産を差し上げる。これを引出物と呼んでいます。または法要の引出物の「茶菓子やお茶うけ」のことを「茶の子」と呼び、仏事の供物または法要の引出物としているようです。法要の引出物には、食べてしまってなくなる物、消耗品、日常の実用品を基本としてお薦めします。カサばらず、軽くて、小さい物、これが法事、法要の引き出物として好適用といえますね。
A:生花や花輪を贈るときには、まず「生花」は近親者や個人とゆかりの深かった人が供えることが多いようです。また、花輪は、地方、地域によって異なりますが、団体や公的な立場にある人が贈ることが多いようですが、いずれの場合も、どこのどんな会場で、通夜、葬儀を執り行うかによって事前に確認することが大切です。生花や花輪をお供えしたいときには、事前に相談することが大切です。なお、どうしても「お花代」として「お供え」したいときは「供花料」とするとよいでしょう。